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科目判断のツリー図

経理処理には 「科目判断」 という作業があります。

これは

その取引内容を 会社の決算書のどこ に集計させるか という判断です。


現在、この業務のマニュアル化を目指しています。

それが 「科目判断のツリー図」 です。


判断 という作業は

1.適用要件を抽出する

2.YES か NO かを決める

この2つを時系列で繰り返す作業です。 (ハショリすぎですかね‥)


そういう意味で、 ツリー図 という概念を作った人は頭がいいなぁ、と私なんかは思っちゃうんですが。


今後弊所は、この 「科目判断」 という業務にもすべて履歴を残していきたいと考えています。

誰が、いつ、どのような経緯でその判断をしたか。

これを14ヶ月間 (一部は7年間) 保存します。


科目判断のツリー図_e0066235_15134015.jpg



図のように、YES、NO を繰り返した先に最終的な判断が待っています。

すべての判断結果に 【KM109】 というようなコード番号を付します。

コード番号自体に、判断の経緯とその結果が情報として含まれていることになります。


もう1つ、判断のポイントにもコード番号が付されています。

例えば、

「単価が10万円以上かどうか」 というルールが経理判断にはあるのですが、

ツリー図の中にこの判断ポイントがあり、それには 【km006】 というコード番号がついています。


社員間で確認をする際に

「【km006】の判断が正しいかどうかチェックしてください」 というように、明確に情報を共有できます。


現在、弊所の 「コアのコア」 になるサービスはまさにこの 「科目判断」 です。

そしてここはこれまで、極めて職人的で、ブラックボックス化しやすく、自動化しにくい部分でした。


このツリー図が完成すると、

判断の 

1.標準化 

2.チェック機能の強化 

3.履歴の保存 

が行えるようになります。


向かう方向は間違っていない。 と私は信じています。
by hukiagekeiri | 2009-04-25 15:44 | 仕事 | Comments(0)