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ボトムアップには忍耐が必要

社員に比べて、私たち事業主が経営判断や事業のセンスが良いのは当たり前。

しばしばこれを忘れてしまい、ジレンマや焦りを感じるときがあります。



たとえば、新規開拓業務において情報のデータベース化と共有は必須なんですが、

それにピンときていないスタッフを見るとガックリきます。

分かって当然、と思っていた私がバカだった。



「業務命令だからやれ」

と言うのは簡単なんですが、いや、それなら私がフリーランスとして1人で生きていくべきでしょう。



私が20代にやってきた、トップダウン形式の業務には限界があって、

アホでも価値を生み出せる仕掛け作りでは、これからの 「新しい労働の価値」 は生み出せません。

旧来の労働集約サービスでは、海外の安い人件費や雇用消失イノベーションに負けてしまうので。



考えの違うメンバーそれぞれの意見や想いをまとめ上げて、組織の目標を実現する。

これをやらないと、労働集約産業では生き残れない。 知価産業まで高める必要がある。

その過程ではチーム内の情緒を満たす取り組みも欠かせませんし、皆の意見に耳を傾ける

度量も必要だ。



組織では、皆が共有・共感できる水準の業務しかできない。

それ以上は求めてはいけない、のかもしれない。

もしたまたま図抜けた仕事を成し遂げたとしても、それは個人プレーでラッキーパンチなのかもしれない。



吹上経理の自走化には、1年2年はかかるかなぁ?と遠い道のりに愕然とするのですが、

やっぱり1つ1つ積み重ねていくしかないな、とも思います。



‥‥



ただ、この 「共感」 「共有」 のところが、自社の社風につながる重要な要素だ、とは

直感的に感じるところです。

ここを諦めてはいけない。
by hukiagekeiri | 2013-08-14 12:40 | 仕事 | Comments(0)