商売人として
2007年 01月 30日
大学の可愛い後輩から連絡がくる
忙しいわりに利益があまり残らないという
創業期、いくら単価が低くても、仕事をいただける、それだけで嬉しいものだ。
私もそうだった
事務所を持つことそれ自体に価値があって、おカネは二の次だから。
でも、そんな商売は長くは続かない。
いつかそういう仕事と別れを告げる必要がある。
外注先の社労士から「給与計算報酬の値引きさせて下さい」 と打診された。
この人には安い仕事は振るまいと、10%は弊所で自腹を切って支払っている。
周りからは 「バカなことするな」 と言われているけれど、
仕事が人を育てる、と思ったのと、
若手にありがちな、安易な値下げの悪い癖を付けて欲しくなかったので。
結局 「10年後でもできる価格を保って欲しいので」と断った。
安値受注は誰も救われない。
さて、なぜ長々とこんなことを書いたかというと、
今日、関与先様から電話がかかった。
普段早めの報告を評価いただいてる関与先様につき、
納期を2度も延ばしていただいた。
ご迷惑をおかけしたということで、基本料金の請求を控えさせていただいたのだが
これにつき
ド叱られた
「自分の動いた分を請求しないというのは、従業員を持つものとして愚かしすぎることだ。
こういう馬鹿げた事は、誰も報われない。普段どおり請求して」
そう言われた。
値引きして叱られたのは創業来初めて。
電話がガチャンと切れてしばし、なんと自分は愚かだったのか、と落ち込んだ。
もう、自分一人がガマンすれば解決する問題ではなかった。
私にはスタッフがいて、その人のための利益を確保しなければいけない立場。
コンサルティングをしていこうとする者として、こういうことをブログで書くのは非常に
恥ずかしいけれど、
自戒と、感謝を込めて。
ひだかさんを叱った方の気持ちとってもわかります。
「おれはそんなつもりで納期を伸ばしたんじゃない。
遅くなっても君にいつも通りのきちんとした仕事を
してほしかっただけだ。」という感じではないでしょうか。みんなが幸せになる事を望んでいるんだと思います。
「おれはそんなつもりで納期を伸ばしたんじゃない。
遅くなっても君にいつも通りのきちんとした仕事を
してほしかっただけだ。」という感じではないでしょうか。みんなが幸せになる事を望んでいるんだと思います。
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hukiagekeiri at 2007-01-31 22:30
なるほど。
耳が痛いです。
耳が痛いです。
by hukiagekeiri
| 2007-01-30 23:57
| 仕事
|
Comments(2)