古典からリーダーシップを学ぶ。
という目的で、論語、貞観政要、そして今回のガリア戦記を読む、
ということを半年ほど前から行なってきましたが、
ようやくガリア戦記も読み終えました。
原書にあたれないデメリット、というのを感じる本でした。
ラテン語を理解できない私は、訳者のフィルターがかかったガリア戦記しか読むことができません。
少なくないビジネスマン、それも結果を出してきた方々が
リーダーシップを学ぶためのガリア戦記を推奨しているのですが、
2008年のこの訳本を読む限りは、
リーダーシップに関する新鮮な示唆を感じ取ることができませんでした。
上記を前提として、得たものは何か。
組織の意思決定権者が他の組織に対してどのように関わるか、
組織と組織の関わり具合についてどのように忖度するか、
そういったことへの気づきを得ることができたことは収穫でした。
具体的には、相対する組織のリーダーと交渉に臨む際の心構え、といったところでしょうか。
ガリア戦記については、冒頭の書籍以外に
別の訳本も手に取ってサラリと流し読みをしようと思います。
リーダーシップを学ぶため3つの古典にあたる、という取り組みはいったんここで終了です。
これからは実務書をあさる毎日を再開しようと思います。