私は30歳になった頃から、関わるすべての人にお礼の手紙をしたためる、ということを徹底しています。
8年経って、お付き合いする人は随分と変わりました。
仕事の質も高まりました。
巻紙によるご挨拶では、業界のトッププレイヤーといえる方々へアプローチを続けています。
そこで感じたことがあります。
巻紙の紙質をケチると、努力がほとんど台無しになる。
ということです。
先日、お客様から達筆な返礼のお礼状を頂きましたが、便箋の和紙はとても素敵な質感のものでした。
その方の育ってきた環境が滲み出ているような感触でした。 つくづく癒された思いがします。
手紙は、その紙質により相手に伝わる価値が左右される。そう感じました。
字体や文言もさることながら、紙質がもたらす影響は大きい。 ここを妥協しちゃダメ。
1時間半から2時間かけてやっと書きしたためた巻紙を、紙質1つで台無しにするなんて愚かです。
少なくとも巻紙でのご挨拶については日本最高レベルを目指してやっていこうと思っています。
まだまだ、もっともっと上がいるのは間違いないので、1筆1筆妥協せずに取り組みたいと思います。
いかに課題を解決するか。
これが2017年の吹上経理が取り組むべきBtoBサービスです。
100万人超都市にある20名超規模税理士法人で、新規開拓に悩みを持つ数は全体の2割以下。
彼らは往々にして市場での勝ちパターンを持っている。 だから20名超規模になれたし、それを維持できている。
新規開拓で悩んでいる時点で既に組織は衰退を始めているんだろう‥
それに私は気付いていなかった。 愚かだった。
むしろ優秀な人材の争奪戦をいかに勝ち抜くか、優秀な人材の流出をいかに防ぐか、
これが多くの20名超規模税理士法人が持つ深刻な課題だと感じています。
この問題を解決するために、個人事務所では勝てない市場を作ることも1つの方法だ、との思いを強くしています。
この15年の会計事務所業界の変遷は、そうした勝者の論理が働いているのではないか、と穿った見方もしているところです。
吹上経理は新規開拓支援の予算を頂いた上で、
既存の顧客から人材と組織マネジメントの課題解決にコミットしていく必要を感じます。
現在でも、日々のお付き合いを通じて人材流出防止に関わるご支援は行なっています。
これを更にブラッシュアップしていく考えです。
これに加えて目指しているのは、税理士法人様の新サービスの開発に有用な情報をお示ししていくこと。
2016年においては 「小企業M&A仲介」 をサービスラインに昇華してこのスキームを
税理士法人様へ情報提供していくことにチャレンジしています。
20名超規模税理士法人様がお持ちの難しいお悩みを解決する。
これを絶えず実現し続けなければ吹上経理は潰れます。